来月19日開幕の選抜高校野球大会に初出場する三島南(静岡)への選抜旗授与式が22日、三島市の同校グラウンドで行われた。

出場32校のみに贈られる旗を手に、伊藤侍玄(じげん)主将(2年)は「(実際の重さと合わせ)重みがすごかったです」と、ため息をついた。授与式終了後には壮行会も行われ、集まった生徒約450人に向けて「甲子園では三島南高校を代表して頑張ります」と決意を述べた。

23日には、センバツの組み合わせ抽選会がリモート形式で行われる。「楽しみです。相手が決まることで、練習の目的も明確になる」。希望する対戦相手は、特になく「どこと当たっても、チーム打率が出場校の中で最下位に近い自分たちが、勝つためにどんな戦術を立てていくのかがカギになると思う。最後まで諦めずにプレーしたい」と表情を引き締めた。【河合萌彦】