プロ注目の享栄・肥田優心投手(3年)が劣勢で奮闘した。

4点差の5回2死二塁から救援して切り抜けると140キロ台後半の速球で押した。

8回に従来を2キロ上回る自己最速の149キロを計測。9回に1点を失うまで無失点だ。「個人的に良かったけど、チームが負けた…。身長がない分、下から浮き上がるストレートを目指しています」。172センチ、85キロで、目標は、昨季パ・リーグ新人王の西武平良だ。大藤敏行監督(59)は「課題も、やってきた成果も出た試合。(肥田は)球の力があるし、人間的に強い」と評した。