日本航空(山梨)は、準々決勝で姿を消した。5回に1度は逆転したものの、突き放された。3失策があり、豊泉啓介監督は「守備が乱れて、情けない結果になってしまった。(守備は)力不足。判断力のなさ。流れを持ってこられず、ズルズルいくうちの悪いパターンだった」と話した。

今大会の初戦でセンバツ王者の東海大相模(神奈川)を被安打8の3失点に抑えた左腕ヴァデルナ・フェルガス投手(3年)は、中継ぎに回った。3番手として6回1死一、二塁のピンチでマウンドに上がり、変化球で空振り三振と遊ゴロに抑えて追加点を許さなかった。

しかし8回に2四死球と適時打で1失点し、45球で降板。2回1/3を投げ、被安打3の3四死球、2失点だった。143球を投げた東海大相模戦から中1日で、死球を受けた左膝も腫れた状態だったが「最低の投球。(左膝に)痛みはあって、疲労も少しあったが影響はない。実力不足です」と悔しさをにじませた。

東海大相模に勝利したことで、周囲から反響も大きく「おめでとう」と声をかけられたという。「うれしかったけど、浮かれてはダメだと思って切り替えようと思っていた」と明かした。

関東大会は敗退したが「相模打線を抑えられて、自信がついたことは収穫。これから調子の良い、悪いの波をなくしていきたい。いろんなことに気づけた春大会でした」と振り返った。