茨城県高野連は9日、茨城・水戸市内で第103回全国高校野球選手権茨城大会の理事会を行い、大会の開催概要を発表した。

大会には連合4チームを含め、90チームが参加。開会式は行わず、7月8日のノーブルホームスタジアム水戸での第1試合前に開始式を行う。県内5球場、計89試合を開催。11、16日は調整日で4回戦以降は選手の体調面や球数制限を考慮し、1日ずつ休養日(19、21、23、25日)を設け、決勝戦は26日に行われる。

今大会は、球場収容人数の約50%をめどに有観客とし、チケットは当日、球場で販売(人数に達した場合は札止めにする)。学校応援、ブラスバンド、チアリーディング、鳴り物、声を出しての応援は禁止となった。

またコロナ対策として、登録選手を30人とし、ベンチ入りは20人。大会中、ベンチ入り選手にコロナ感染者や濃厚接触者が出た場合は選手の入れ替えができる。感染者が出た場合もできるだけ出場辞退などを回避し、チームとして大会に出場し続けられるように、という救済策となる。

榎戸努専務理事は「昨年は夏の大会が中止になり、独自大会を開催。その後は秋の県大会、春の県大会と実施し、この1年で経験したことが非常に役に立っていると思います」と話した。

なお、組み合わせ抽選会は6月23日に各校の主将のみが参加して行われる。