仙台育英(宮城)が延長14回の激闘の末、7年ぶり2度目の優勝を決めた。

準決勝同様、先発・郡山陽向投手(3年)、2番手・吉野莉央投手(2年)、3番手・林蒼大投手(3年)の継投リレーで専大北上との投手戦を投げ勝った。

延長13回からタイブレークが適用。14回1死満塁、1番宍戸祐太内野手(3年)の2ランスクイズが試合を決定付けた。その裏を林が、最後は直球で遊飛に打ち取り、7年ぶりの決勝の舞台を制した。

糟川拓也監督(24)は「投手陣の軸は林だと思っているので、どこまでいっても林で行こうと決めていました」と語り、林はその信頼に応え、7回から8イニングを投げ0点に抑えた。試合後、林は「夏に向けての春を必ず優勝すると決めていた」と語り、目標達成を喜んだ。同校は夏の全国制覇へ、成長を続ける。