高校野球長野大会の組み合わせ抽選会が行われた。7月3日に開幕(試合は4日から)、順調に日程を消化すれば、決勝は7月23日に松本市野球場で行われる。

コロナ禍の中で行われた今年の抽選会は、異例の方式を採用した。参加校は連合チームを含めて77チーム(86校)になったが、シードに入った8校以外の主将は抽選後、自チーム名が書かれたパネルを組み合わせ掲示板に下げると一礼して会場を後にした。対戦チームがわからないまま帰路につくことになるが、これも感染症対策として長野高野連が考えた苦肉の策。同連盟のHPで確認するこれまでにない試みになった。

昨秋の県大会は1回戦負けながら、今春は8強まで勝ち進みシードをつかんだ上田染谷丘の主将中曽根熙也(ひろや)捕手(3年)は「みんなどんどん帰っていくので驚きました。でも、去年は大会ができませんでしたから、今年はやれることができて本当にうれしいです。去年の3年生からも春に8強に残った時にはお祝いのメールもいただきました」と、大会開催に感謝の言葉を並べた。