第103回全国高校野球選手権茨城大会(7月8日開幕)の組み合わせ抽選会が行われた。

【展望】

優勝候補筆頭は今春センバツ出場で、春県優勝の常総学院。センバツでは、初戦で敦賀気比(福井)の左腕エース・竹松明良投手(3年)に打ち勝ち、2回戦では中京大中京(愛知)に敗戦も、プロ注目右腕・畔柳亨丞投手(3年)から7安打を放った。田辺広大主将(3年)は「大舞台で好投手と対戦できたのはいい経験になった。チーム全員、頭に入っている」と話す。センバツ後は打順につながりも生まれ、春季関東大会では3試合で2本塁打を含む23安打と、投手陣の不調を打線がカバー。新たな強さを身に着けた。

その常総学院が激戦区に入った。同じブロックにはBシードで19年夏の覇者・霞ケ浦とCシードの土浦日大。いずれも勝ち進めば4回戦で対戦。そして、勝者は準々決勝で常総学院と対戦する。

常磐大高は春の県大会準優勝で勢いに乗る。勝ち進めば、準々決勝で、優勝候補に挙げられる明秀学園日立と対戦。どちらも強打を売りにするチーム同士の対戦だけに、楽しみな対決だ。

そして、注目は春の県大会で45年ぶりの4強進出を果たした名門・水戸一。日立一が同じブロックに入り、お互いに勝ち進めば県内屈指の進学校対決が実現しそうだ。

話題校が並ぶ茨城大会。7月8日に開幕し、決勝は同26日、ノーブルホームスタジアムで行われる。