メモリアルイヤーの夏が幕を開ける。第103回全国高校野球選手権宮城大会(7日、楽天生命パークで開幕)に出場する仙台商は2日、同校体育館で壮行会を行った。

出席した夏のメンバー20人を前に、松本陽葵(はるき)主将(3年)がマイクの前に立った。「一戦必勝。挑戦者の気持ちを持ち、(創部)100周年の節目の年に新しい歴史をつくれるように戦っていきます」と決意を口にした。

刺激ももらった。創部5年目で3度の全国大会出場を誇るダンス部が「栄冠は君に輝く」を披露。一糸乱れぬキレのある動きで花を添えた。エース右腕、斎賢矢(3年)は「力をもらいました。いろいろな方々から応援してもらっている。しっかり結果で応えたい」と力を込めた。83年夏以来の甲子園へ-。仙台商ナインの挑戦が始まる。【佐藤究】

○…全国高校軟式野球選手権宮城大会に出場する軟式野球部も壮行会に臨んだ。中須賀雄二主将(3年)は「今までやってきたことを出し切って、絶対優勝して帰ってくる」と意気込んだ。春は県大会準決勝で仙台育英に3-6で敗れた。その悔しさを糧に5日の初戦(2回戦)で仙台一と気仙沼の勝者と対戦する。