福岡県屈指の進学校・福岡のドラフト候補で最速149キロ右腕・井崎燦志郎(さんしろう)投手(3年)は、6回0/3で5安打4失点と実力を発揮できないまま初戦で散った。

力みで立ち上がりから制球に苦しむ中、3回まで無失点で耐えた。だが、雨で中断後の4回につかまった。足場が悪く抜ける球が多くなり、失策や暴投もからむなどして3失点。四球から暴投で走者を進めた7回無死二塁で降板した。

この日、ソフトバンク6人をはじめ10球団24人のスカウトが視察。最速は145キロで三振も7個奪ったが、5四死球と精彩を欠き「1年生の時からチームメートに迷惑をかけてきたので、この夏は自分のピッチングで勝利を挙げたかった。こういう結果になり申し訳ない」と肩を落とした。

それでも、さらなる高みを目指している。高卒でのプロ入りについて問われると「一応、意識しています」と話した。