開校10周年の酒田光陵は、初回、阿部玄大内野手(3年)の二塁打を皮切りに、打者11人を送る猛攻で8得点のビッグイニングを作り出した。2回には打者8人を送り3得点。2回までに先発全員安打の全員生還で12安打11得点と試合の主導権を握った。加藤勇次監督(28)は「序盤に大量得点をして、終始うちのペースで試合を進められたのは良かったと思います」と振り返り、打線に好材料を見いだした。

終わってみれば15安打13得点で6回コールド。しかし快勝にも小野寺陵真主将(3年)は「50点ぐらい」と不服な表情。「初回は自分たちの野球ができたんですけど、中盤、(相手に)簡単にアウトをあげてしまった。簡単なミスをなくしていかなければいけないと思います」と16日の3回戦へ修正を誓った。

小野寺は「次の試合では100点満点を」と意気込み、10周年の節目に統合後初の夏優勝を目指す。