第2シード校、横浜創学館が5回コールド勝ちで初戦を突破した。プロ注目の149キロ右腕・山岸翠(あきら)投手(3年)が先発し、4回を投げ2安打無失点。同校初の甲子園出場に向け、順調なスタートを切った。

3回、二塁打と自身の捕球エラーも絡み無死一、三塁のピンチを作ると、絶対的エースはギアを上げた。力のある直球を多投。1番梅原陸輝内野手(3年)を空振り三振、2番守屋汰一外野手(3年)を一邪飛に打ち取ると、次打者の打席で井上洸太捕手(3年)が盗塁を刺し、無失点で切り抜けた。森田誠一監督(56)は「初戦で緊張もあったと思うが、ピンチを乗り切って落ち着いたかな」と、裏の7得点につなげる3回の力投をたたえた。

山岸は「(雨の影響で)2時間試合が遅れて調整が難しかったが、要所を抑えられたのは良かった。制球にばらつきがあったので、課題をなくしてテンポの良い投球を心がけたい」と振り返った。18日の3回戦湘南戦へ臨む。