山梨学院は2回、岩田悠聖外野手(2年)、高橋海翔内野手(1年)の連続本塁打などで7点を奪い、5回までに13-1と大きくリードした。5回コールドを免れたい帝京三は5回裏、坂田幸太郎外野手(3年)の2点適時打などで3点を奪い、この回でのコールドを阻止した。突き放したい山梨学院は6回、甚野赳生外野手(3年)の左中間への2ランでダメを押した。

試合後の吉田洸二監督(52)は、初戦巨摩戦の3番から4番に据えた1年生高橋について「私が監督をして夏に1年生を4番にしたことはないです。高橋のいいところは、練習と試合でバッティングが変わらないところ。そこがいい。4番になったからと言ってバッティングが変わらないから」と、抜てきの理由を説明した。

13-1とリードしながら5回でコールド勝ちを決められなかったことには「これまでならあそこで決められないことを厳しく指摘するんですが、今年は違う。もう1イニングできたじゃないか、それで甚野のホームランも出たじゃないかと、言うようにしています」と、笑顔をまじえて話した。

この試合も4番高橋、6番佐仲大輝捕手、8番進藤天内野手と、1年生が3人、2年生が3人とスタメンに名を連ねた。

山梨学院は18日の準々決勝で甲府工と対戦する。