6月のNHK杯王者の佐賀学園が、高志館を8-0の7回コールドで下した。1回に打者一巡で3点を先制。6回には主将の坂井祐斗内野手(3年)が適時二塁打を放つなど4点を奪った。坂井は「とにかく初戦を大事にしようと思った。最終的には優勝しないといけない」と気を引き締めた。

坂井は前日15日に本塁打を放ったが、降雨により2回ノーゲーム。高校通算9号は幻となり「正直残念でした」と苦笑い。それでも「強いチームはどんな状況でも冷静に判断する。リセットして一からやるように(チームに)言いました」と切り替えての快勝だった。

高いリーダーシップに木村佳正監督(43)も「全幅の信頼を置いてます」。10年以来11年ぶりの聖地へ、優勝候補が好発進だ。