白鴎大足利（栃木）が、7回コールドで宇都宮北を破った。

5－0で栃木商に勝った2回戦同様に、吉沢隆太郎投手（3年）、中沢匠磨主将（3年）、大須賀慎吾投手（3年）のリレーで無失点に抑えた。マスクをかぶる石丸光琉捕手（3年）は「初戦は自分も含めて緊張でガチガチになっていた。今日は間を開けたり、声掛けして緊張をほぐすように努めました」と話した。

石丸は9点リードの7回、得点圏に走者を背負った中沢に声掛けした。「今年のチームは失点してからズルズルと崩れてしまう弱点がある。崩れる前に手を打ちました」と油断はなかった。

打っては2安打3打点をマーク。「優勝するには投手力が必要不可欠。疲労をためさせないために、1イニングでも短くする意識で打席に立ちました」。捕手ならではの視点で振り返った。