春日部共栄は、優勝した14年以来の決勝進出を逃した。初回に1点を先制したが、終盤に逆転を許した。本多利治監督は「力負けですね。ずっと『攻撃より守備』と言ってきて(今大会)初めてのエラーで負けた。これが夏です」と淡々と話した。

1回2死二塁、4番の石崎慶太郎捕手(3年)が左前打を放ち1点を先制した。

しかし、4回から登板した浦和学院の2番手金田からは1安打のみ。追加点を奪えなかった。

先発の高橋正吾投手(3年)は、130キロ台の直球で、浦和学院打線を4回まで無得点に抑えた。投手陣にケガが相次ぐ苦しい中で踏ん張ったエースに、本多監督は「あいつはよく投げた。100点です。褒めてやりたい」と話した。