二松学舎大付(東東京)のエース秋山正雲投手(3年)がその存在を見せつけ、8強に導いた。

被安打7、毎回の13三振を奪い完封。市原勝人監督(56)は「ギアを上げたり、自分でコントロールして(試合を)支配していました」。13三振中、走者を出した直後に6つを奪った。秋山は「暑いんでどうやったら9回持つか。ペース配分できるようにしないと。失策(8回)の後は三振を狙いました」。球の回転数を上げるなど、いかに力感なく速い球を投げるかを意識しているという。

打席でも存在が光った。2回に先制3ラン。マウンドでは17日の初戦(東京成徳大高戦)に続く連続完封で通算17イニング無失点。計23奪三振とした。市原監督は「(秋山)1人だけ力が抜けて、他選手はガチガチ。まだ勢いに乗れてないですね」と話した。