享栄が初回に一挙7点の猛攻を見せ、ベスト4に進出した。

初回、大同大大同に1点を先制されたが、その裏に打線が火を吹いた。1死二塁から真鍋勇翔内野手(3年)が同点の右前適時打。さらに四球後、5番・瀬尾智紀内野手(3年)から8番・大石晃己捕手(3年)までの4連続長短打などで、大量点を奪った。

この日は制限投球数も考慮してエース肥田優心(3年)を温存。7回には、もう1人の主戦投手、竹山日向(3年)が登板し、最速151キロの直球などで1回無失点で試合を締めた。

大藤敏行監督(59)は「今日の前半戦は良かった。ビッグイニングを作れ、打線には心配はない。自分たちの野球ができた」。29日の準決勝に向け「次は肥田で」とエースで必勝を期す。