私学4強対決で東邦が敗れ、16年以来5年ぶり18度目の夏の甲子園を逃した。

4点ビハインドで迎えた5回無死満塁のチャンスに、あと1本が出ず、無得点。同校OBの中日石川昂弥内野手(20)が2軍練習の休みを利用して、19年のプロ入り後初めて応援に訪れたが、愛工大名電先発、寺嶋大希投手(3年)の前に9回3安打1得点で敗れた。主将の鈴木唯斗外野手(3年)は「石川さんの代が最後で、僕らの代は甲子園に行っていない。厳しい冬も練習してきたが、勝ちきれなくて悔しい」。平成最後のセンバツを制した名門にとって、令和初の甲子園は先送りになった。