東邦は愛工大名電に完敗し、来年3月限りで退任する小嶋裕人部長(60)の最後の夏を優勝で飾れなかった。教え子の中日石川昂も2軍練習の休みで、19年のプロ入り後初めて応援に駆けつけた。主将の鈴木唯斗外野手(3年)は「石川さんの代が最後で、僕らの代は甲子園に行っていない。厳しい冬も練習してきたが、勝ちきれなくて悔しい」。平成最後のセンバツを制した名門にとって、令和初の甲子園は先送りになった。