県立と市立の岐阜商対決を県岐阜商が制した。1点差のシーソーゲーム。1点勝ち越された直後の8回裏、県岐阜商は無死満塁で主将の高木翔斗捕手(3年)が併殺に打ち取られたが、5番中西流空外野手(3年)が逆転左前2点適時打を放ち、逃げ切った。

県岐阜商は9年ぶり29回目の夏の甲子園切符を獲得。県立と市立の両校による夏決勝は36年ぶり3度目で、県岐阜商が85年以来の3勝目を挙げた。

◆県岐阜商 1904年(明37)創立の公立校。流通ビシネス科、情報処理科、会計システム科、国際コミュニケーション科があり、生徒数1076人(うち女子555人)。野球部は24年(大13)創部で部員数は83人(マネジャー4人)。甲子園は春30度、夏は今回で29度目で春3回、夏1回優勝。主な卒業生は高木守道(中日元監督)、和田一浩(元中日)、三上朋也(DeNA)ら。所在地は岐阜市則武新屋敷1816の6。村山義広校長。