2大会連続26度目の夏の甲子園に出場する静岡高が30日、練習を再開した。ナインは午前に約4時間、ノックや打撃練習など、普段と同様のメニューをこなした。練習後には甲子園大会のメンバー18人が発表され、本番モードへ突入した。

静岡大会で37イニング無失点の高須大雅投手(3年)は、聖地でも変わらずエースナンバーを背負う。「全国の舞台で1番を付けられるのは、うれしいこと。メンバー外となった選手のためにも、やらなきゃいけないという思いです」と姿勢を正した。

池田新之介監督(44)は、地方大会の20人から18人を絞り「本音は同じ20人で戦いたい」と苦渋の表情。発表前には各選手と面談を行い、それぞれに期待やねぎらいの言葉を送った。チームは、来月5日に大阪入りの予定。指揮官は「それまでにもう1度体をいじめる時間をつくり、コンディションを整えたい」と先を見据えた。【河合萌彦】