興国が、19年夏の甲子園の覇者である履正社を破り、大阪大会を制した75年以来46年ぶりに決勝進出を果たした。タイブレーク2イニング目の延長14回、劇的なサヨナラ勝利を飾った。9回を終えて3-3で延長戦に突入した激戦で、その道中、興国側にピンチを脱するビッグプレーがあった。

3点をリードして迎えた7回表の守備。履正社の反撃を受け、3-3と同点にされた。なおも2死満塁のピンチで、履正社・片山幹人内野手(3年)の打球は左翼後方へ。これを興国の左翼手、渡部颯外野手(3年)が好捕。フェンスにぶつかりながらも離さず、勝ち越しを許さなかった。