3年ぶり11度目の出場となる大阪桐蔭は初戦から、第5日第1試合で東海大菅生(西東京)と激突する。主将の池田陵真外野手(3年)は「先輩たちの分も背負って、自分たちは春(センバツ)1回戦で負けた。初戦を必ず勝てるように。そこから勢いづいて必ず日本一をとりにいきたい」と意気込んだ。大阪大会は激闘の連続を耐え抜いて、全国の晴れ舞台にコマを進めた。野手陣は攻守ともに全国クラス。最速150キロ左腕のエース松浦慶斗投手(3年)も大阪大会決勝で完投するなど存在感を示した。3月のセンバツは智弁学園(奈良)に屈辱の初戦敗退。3月のセンバツで8強に入った強敵との初陣だが、18年以来の全国制覇に向けて好スタートを切りたいところだ。

これまで2度、甲子園で春夏連覇を果たした名将の西谷浩一監督(51)は「激戦の西東京を勝ってこられていますし、近年めきめきと力をつけてコンスタントに勝ち上がってきている。いい選手もたくさんいると聞いていますので、初戦にいい相手と当たった」と歓迎した。大阪大会の激戦を勝ち抜いてきた。「最後3試合は苦しい、どちらに転んでもおかしくない接戦をモノにできた。大阪のなかで粘り強く戦えて、勉強できましたので、そういうものを甲子園につなげていきたい」と続けた。

甲子園通算63勝の名門が聖地に帰ってくる。西谷監督は「去年の大会がなくなって出られなかった3年の分も込めて、しっかりと暴れたい。粘って粘って粘り抜いて、ぜひ日本一になるという気持ちで準備したい」と気合を込めた。

甲子園出場校完全データはこちら―>>

夏の高校野球 組み合わせヤグラはこちら―>>

夏の初戦カードと学校メモつき一覧はこちら―>>