全国高校野球選手権(9日開幕、甲子園)に2大会連続26度目出場の静岡高が5日、大阪入りした。

静岡市内の同校で出発式を行った後、約6時間のバス移動で大阪市内の宿舎に到着。取材に応じた池田新之介監督(44)は「学校で教職員や生徒から勇気が出る言葉とともに、お見送りをしてもらった。大阪へ着き、いよいよ始まるなと身が引き締まる思い」と、決意をにじませた。

チームは2日にPCR検査を行い、全員が陰性を確認。万全の状態で、6日から現地での練習に臨む。指揮官は「まずは、こちらの環境や暑さに慣らしたい。体を動かして汗を流し、守備も打撃もしっかりと練習したい」。3日の組み合わせ抽選会後、初戦の相手・新田(愛媛)について映像を通して分析。「注意をしなきゃいけない選手を確認した。練習では、相手のことをイメージしながら取り組んでいく」と、先を見据えた。【河合萌彦】