近江(滋賀)が智弁和歌山に敗れ、01年以来20年ぶりの決勝進出はならなかった。

近江は初回、相手先頭に二塁打を許すなど3安打を集められ2失点。その後も6回に2失点、8回に1失点と差を広げられた。

打っては3回2死一、三塁で3番・山田陽翔投手(2年)が左前適時打を放ち1点を返したが、及ばなかった。

多賀章仁監督(62)は、準々決勝まで山田とともに必勝リレーを築いたエース岩佐直哉投手(3年)は肘の炎症で登板を回避したと明かした上で、「1回、6回の2失点が重くのしかかったが、選手は意地を見せてくれた。3年生の頑張りは素晴らしかった。後輩に残してくれた遺産は、ものすごいものがある」と選手をたたえた。