夏4強の春日部共栄が、18安打22得点の猛攻で吉川美南を破り、ブロック代表となった。初回から3点を奪うと、2回には大量10得点。その後も着実に得点を重ね、5回コールドで圧倒した。

3打数2安打2打点の活躍が光った藤田大河主将(2年)は「打撃よりも守備の乱れなく、無失策で終われたことがうれしい。ウチは守備から試合を作っていくチームなので、目指す方向の野球ができて良かったです」と、攻撃以上に、自分たちの野球ができたことを喜んだ。5回には遊撃手として併殺プレーを完成させるなど、自身の守備力の高さも見せていた。

本田利治監督(63)は「これから先どう成長していくのか分からないチーム。非常に楽しみです」と話した。ブロック代表となった春日部共栄は、42校が出場予定の県大会に進出。上位2校が関東大会に出場する。