「プロ野球ドラフト会議supported by リポビタンD」が11日、都内で開催される。

市和歌山の最速152キロ右腕・小園健太が、和歌山市の同校グラウンドで緊張の胸の内を明かした。ドラフトを目前に散髪。「ドキドキしているので、早く来てほしいという思いがある」と吐露した。

プロ入りを目指して準備を進めている。「体幹系のトレーニングをしています。下半身はもっと土台をしっかりさせていかないといけない。今日は気分転換にバッティングもしました」。1位候補の声も上がるが「ありがたいですけど、当日にならないと分からない。安心していないし、不安な気持ちもある」と素直な心境を話した。

同じ高校生で注目される高知・森木やノースアジア大明桜・風間とは、SNSで健闘を誓い合っているが「ライバルの存在なので、上(プロ)の舞台で戦えたら」と対戦を熱望した。中学、高校とバッテリーを組んできた同僚の松川虎生とも「対戦したい」と言った。ともに指名の可能性がある女房役に「配球は任せっきりにならず(自分でも)考えるようになった。考えることは成長した」と感謝した。運命の日へ、「いつも通りの心構えで平常心で」と引き締めた。【林亮佑】

○…小園と中学からバッテリーを組んできた市和歌山・松川虎生も指名を待つ。高校通算43本塁打。夏の和歌山大会後は体力強化に励み「体重が100キロにいきました」と体作りの成果に胸を張った。「甲子園はワクワク感があるけど、ドラフトは待つだけなので甲子園より緊張する。信じて待つだけ。まずは指名してほしい」と願った。