狛江は今夏東東京Vの二松学舎大付相手に接戦を演じたが、あと1歩届かなかった。

4番でエースの山崎優投手(2番)が投打に奮闘。0-0で迎えた4回1死三塁では、先制となる右前適時打を放った。投げては10安打を許しながらも、直球とチェンジアップのコンビネーションを武器に4失点完投。4回と6回に連打で失点したが、要所を締める投球で、ビックイニングを作らせなかった。

山崎は試合後「出塁はたくさん許しましたが、粘りの投球が出来たと思います。勝つことは出来ませんでしたが、投球自体は良かったと思います」と冷静に振り返った。

都立校唯一の8強入り。西村昌弘監督(38)は躍進のきっかけに、今夏、西東京大会で8強入した旧チームの3年生たちの存在が大きいと話した。「真っ暗な闇の中で、光をあててくれた存在だと思ってます。諦めなければチャンスがあると、彼らに教わりました」と感謝を述べた。試合を振り返っては「ベンチという最高の特等席で、いい試合を見させて貰いました。冬も頑張りたいです」と力強く締めた。