またまたスーパー1年生が出現した。広陵(中国・広島)の4番を打つ真鍋慧内野手が花巻東(東北・岩手)を突き放す豪快アーチを放った。1点を先制された直後の2回に逆転し、なおも2死一、二塁。腕を畳むようにして内角高めのスライダー系をとらえると、右翼ポール際に突き刺さった。値千金の一撃で、リードを一気に4点に広げた。189センチ、89キロの右投げ左打ちで、豊かな将来性を証明した。

今大会は1年生が躍動する。20日には花巻東のスラッガー佐々木麟太郎内野手が高校通算48本塁打を放った。21日には大阪桐蔭(近畿・大阪)の前田悠伍投手が救援で6回10奪三振無失点の快投を披露。この日は巨人、DeNA、中日など複数球団のスカウトが見守る前で、大型内野手が怪力を見せつけた。