マリナーズの会長付特別補佐兼インストラクターを務めるイチロー氏(48)が29日、国学院久我山(東京)を訪れた。

午後3時にグラウンドに到着した。赤のハーフパンツに、フード付きの黒のトレーニングウエアで登場。輪になっていた1~3年生82人(既に現役を引退した3年生22人を含む)の中に入って、あいさつした。

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「田村君とたまたま会って、手紙をいただきました。(今秋の)東京大会で優勝したから、来たわけではないので。みんなの結果はフォローして、夏の結果も見ていました。すごい気持ちの伝わる手紙でした。(自宅で)大切なものが入っている引き出しに大切に保管しています。これを見るだけで文武両道が分かります。文武両道に僕はすごく憧れていました。高校は完全に野球一本を選んだので。一緒に練習しましょう。そんなスタンスです」

昨年、当時2年生だった田村優樹外野手とイチロー氏が、たまたま知り合いになった。田村外野手を通じ、2年生たち全員の熱い思いが込められた手紙をイチロー氏が受け取ったことが、今回の訪問につながった。

国学院久我山は今秋の東京大会で優勝。来春センバツ出場を確実にしている。