日本高野連が3日、大阪市内で理事会を開催し、8月に開催された全国高校野球選手権大会の収支決算の概要報告が行われた。

収入はコロナ禍で一般客の入場券販売が見送られたため、前回の19年大会に比べて約87%の減額となる8570万428円で、支出は長雨の影響で選手の滞在費を補助する出場選手費も膨らみ、3億5385万1777円。2億6815万1349円の赤字になり、48年以来、73年ぶりの赤字決算になった。主催者は「比較は難しいですが、もちろん(欠損は)最大」と説明した。また12月1日から新任の宝馨会長(64)は継続試合について「早晩、その方向になると思います」と説明し、導入する方向になった。八田英二前会長(72)に最高顧問を委嘱。22年3月5日から練習試合を解禁することなどが承認された。