北海野球部の主将兼主砲として昨春夏と2季連続で甲子園に出場した宮下朝陽遊撃手(3年)が12日、東洋大に合格した。昨秋ドラフトでは同期の木村大成投手がソフトバンク3位、大津綾也捕手(ともに3年)が巨人育成10位指名を受けプロ入り。「まず1年目から試合に出られるように。4年間しっかりやって、2人を追い抜きたい」と大卒でのプロ入りを見据えた。

東洋大には高校時代ともにプレーした1学年先輩の岸新太郎投手がおり「先輩がいたことも大きい。環境も寮とグラウンドと校舎が近く練習に集中できる」と進学理由に挙げた。部活引退後は後輩の練習にまじり筋力アップを図りながら、中日・中村紀洋コーチ(48)の動画を見て打撃フォーム改善に取り組む。「タイミングの取り方など細かいところから直さないと通用しない」。絶えず努力を続け、高みを目指す。

◆宮下朝陽(みやした・あさひ)2004年(平16)1月26日、黒松内町生まれ。黒松内小2年時に黒松内スターズで野球を始める。黒松内中時代は余市シニアでプレー。北海では1年夏の地区予選からベンチ入り。主将に就任した2年秋の全道大会で優勝し、昨春のセンバツ出場。昨夏は南北海道大会を制し、春夏連続甲子園出場。好きな選手は阪神糸井。家族は母と姉、弟。182センチ、85キロ。右投げ右打ち。血液型A。