寺崎琉偉(るい)外野手(1年)は、自身の役割を果たす。昨秋の東部地区大会3回戦・三島南戦から2番に定着すると、チームトップとなる8個の犠打と犠飛を記録。「自分の仕事をきっちりこなして勝利に貢献したい」。主軸へのつなぎ役として貢献する。

冬は犠打の練習に加え、打撃向上にも着手。「目線をぶらさない」をテーマに、1日100球以上のティー打撃に励んだ。年明けの紅白戦では、負傷中だった京井聖奈内野手(2年)に変わって1番で出場。右越え二塁打を放つなど、快音を響かせた。「甲子園でヒット1本は打ちたい」と控えめだが、勝負どころへの準備も着々と進む。

中学までは内野手。高校進学後に永田裕治監督(58)の意向で外野に転向した。人生初のポジションに戸惑ったが、1日ノック約100球を課すなど、自主練習で“遅れ”を補った。「今は予測してポジションを取れるようになった」。不動の中堅手に成長した。

中学時代、センバツの「習志野対東邦」の試合を現地で観戦。観客で埋まったスタンドが印象に残った。「会場の雰囲気がすごかった。その甲子園の土を踏める。小さい頃からの夢が実現してうれしい」。夢舞台を心待ちにしている。【前田和哉】

◆寺崎琉偉(てらさき・るい)2005年(平17)12月14日、富士市生まれ。小3から富士第2ルーキーズで野球を始め、中学時は富士シニア所属。右投げ左打ち。家族は両親、姉。173センチ、75キロ。血液型B。