浦和学院(埼玉)・森大監督の父で前監督の森士氏(57)が甲子園で初戦を観戦し、息子の甲子園初勝利をたたえた。校歌を歌う教え子たちとベンチ前に立つ息子を熱心に携帯で動画を撮影。「甲子園にお客さんが入っている中で試合ができて感謝ですよ。感無量ですね」。校歌が終わると、選手たちに拍手を送った。

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選手たちの成長を見守った。昨夏の甲子園まで指揮を執った。現在のチームは7人が残る。エースの宮城は初戦の日大山形戦で4番手で登板したが敗れ、悔し涙を流した。その姿を間近で見ていただけに「宮城も、昨夏は最後ちょっとしか投げられなかった。そういう悔しさが、こうして甲子園に戻って来られて、完封できた。打線もいいところで打てたね」と、教え子たちの躍動する姿に目を細めた。息子の野球にも「新体制らしい試合でした。フルスイングを掲げている。野球が変わっていいところが随所に出ていたんじゃないかな」と評価した。

士氏にとっては監督だけでなく、教え子すべてが「息子」同然だ。「緊張感がある中で勝てた。成長につながると思います。甲子園で勝てるというのはすごいことですから、みんなを自分の息子のように思いながら試合を楽しませてもらいました。非常にいい感じで次の試合を迎えるのではないですかね」。甲子園のスタンドから初めて見る浦和学院の選手たち。新たな1歩をしるしたチームを温かい目で見つめた。