広島商が史上4校目の4元号での甲子園勝利を達成した。21世紀枠の丹生(福井)を大量点で突き放した。

3回以外は毎回得点し、今大会最多の22得点。これは、全国大会に初登場した1916年の夏の大会で、中学明善(福岡)に勝った時の19得点(19-4)を上回り、実に106年ぶりの学校記録更新となった。

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初回に植松幹太内野手(3年)の中前打などで3点を先制したが、直後に先発保川七星投手(3年)が打ち込まれ逆転を許した。

だが悪い流れはすぐに取り戻した。その裏、相手の制球難につけ込み、5点を奪って再逆転。4回にも敵失などで4点を追加し、試合を決めた。8回にも6得点し、記録的スコアとした。

大正、昭和、平成、令和の年号でいずれも甲子園で勝ったのは昨夏の松商学園(長野)と高松商(香川)、今春の広陵(広島)に続く快挙。広島商は19年夏にもチャンスがあったが初戦敗退していた。甲子園での勝利は8強入りした02年春以来、20年ぶりだ。

20年ぶりの校歌が甲子園球場で流れ、荒谷忠勝監督(45)は「まずは無事にセンバツ大会が開催されたことに感謝して、その感謝の気持ちで選手と1戦必勝で臨みました」。16安打中単打15本の22得点に「1人1人がつなぐという意識の下、よくやってくれた」とたたえ、4人の継投については「まだまだ小粒な投手ばかりなので、なんとか短いイニングでもつないで、つないでと。それぞれがいい所を出してくれた」と振り返った。