今春センバツ8強の九州国際大付(福岡)が快勝した。

【スコア】春季九州大会スコア>>

1-0の4回無死二塁で、注目の2年生スラッガー佐倉■史朗内野手が右翼席中段へ特大2ラン。高校通算13本塁打目で「入ったな、と思いました」と、確信の当たりだった。

4番の一打を皮切りに、この回打者一巡の7安打6得点。主導権を握り、21年夏の甲子園出場校の東明館(佐賀)を破った。西武で活躍した楠城徹監督(71)も「全然打ってなかったけど、久しぶりだね」とご満悦。佐倉は「自分はホームランも打ちたいし、大事なところでの1本も打ちたい。チームは優勝が目標なので、そこに向かってやっていきたいです」と気を引き締めた。

◆佐倉■史朗(さくら・きょうしろう)2005年(平17)11月3日、福岡県久留米市出身。小1年の時に軟式の「宮ノ陣フラワーズ」で野球を始める。宮ノ陣中では硬式の「球道ベースボールクラブ」に所属し、本格的に一塁へ挑戦した。九州国際大付属では1年春からベンチ入り。1年秋の福岡県大会から4番を任され、今春センバツまでは高校通算13本塁打。憧れは西武森友哉とヤクルト村上宗隆。趣味は「寝ること」で好きな言葉は「継続は力なり」。182センチ、110キロ。右投げ左打ち。

※■は人ベンに峡の旧字体のツクリ)