昨秋県準Vで東北大会出場の東日本国際大昌平が、今春センバツに21世紀枠で出場した只見を4-1で下し、初戦突破を決めた。田村、須賀川創英館は勝利し、今日15日の2回戦に駒を進めた。

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只見・吉津塁主将(3年)が、センバツ後初の公式戦で2安打1打点と気を吐いた。4点を追う7回2死三塁。「何とか点数を取らないといけない」と中前適時打。最後まで強豪に食らいつくも初戦突破を逃した。今夏に向けて長谷川清之(せいし)監督(55)は「マネジャーを入れて20人。チーム作りは夏まで時間がない分、少ない人数で効率よく仕上げていきたい」と切り替えた。

■田村「県中支部対決」制す

<田村4-1尚志>

田村が尚志との「県中支部対決」を制した。2回に岩崎大翼(だいすけ)内野手(3年)の適時左二塁打で先制した後は投手戦。石川蓮也投手(2年)が5回無失点と好投し、救援登板の桑原雅仁投手(3年)が4回1失点と踏ん張った。2回戦は今春センバツ出場の聖光学院と対戦。石川蓮は「自分たちはチャレンジャー。挑戦しながら自分が抑える気持ちで投げきりたい」と力を込めた。

■須賀川創英館、統合後初県1勝

<須賀川創英館7-3若松商>

須賀川創英館・佐藤匠真内野手(3年)が、1点リードの9回2死満塁で直球をフルスイング。左中間に飛んだ打球は勝利を呼び込む走者一掃の適時二塁打に。二塁上から見たベンチは「みんな笑顔でいてすごく良かった」と満面の笑みを見せた。4月に須賀川と長沼の統合を経て開校された同校は統合後初の県大会。佐藤は「1勝でも多くできたら」と意気込んだ。