北照が東海大札幌に快勝し、優勝した14年以来8年ぶりの決勝に駒を進めた。

2回1死満塁、8番大森瑛馬内野手(3年)の右犠飛で先制。3回無死一、三塁では3番谷口魁捕手(3年)の右犠飛と、手堅く加点すると、投げては背番号1の右腕、上川貴之投手(2年)が9回7安打初完封と好投し、プロ注目の最速149キロ左腕、門別啓人投手(3年)擁する難敵から、白星をつかんだ。

上林弘樹監督(42)は「上川がよく投げてくれた。どんな状況でも淡々と投げてくれる。(3併殺に)野手も頑張り、みんなで勝利をつかんでくれた」。上川は「強い相手でしたが、バックがしっかり守ってくれるので集中して投げることができた」と喜んだ。

第2試合の苫小牧中央-札幌第一は、1回表、苫小牧中央の攻撃途中で、雨が激しくなったためノーゲーム。29日の午後0時に順延となった。29日に予定されていた決勝戦は、30日の午前10時から、札幌円山で行われる。