今春センバツ出場の山梨学院(山梨1位)は、浦和学院(埼玉1位)に7回コールド負けを喫し、8年ぶりの決勝進出を逃した。

痛み止めを飲んでの登板となった。先発の最速144キロ右腕・榎谷礼央投手(3年)は4回途中6安打6失点。21日の2回戦で打球を右足首に当てた影響(診断は強い打撲)で、本来の投球が出来なかった。

試合後は「痛みは少しあります。今日は制球が定まらず、苦しかったです。ボールが先行してしまった部分を改善したい」と話した。前日までの練習では、ブルペン入りしても40球程度と、調整が十分に出来ていなかった。

それでも、夏に向けての光が見えた。「今日打たれたのはほとんどストレートでした。チェンジアップは捉えられていません。打たれない自信があります」。プロ入りを目指す軟投派の目標は「もう1度甲子園に出ること」。夢の実現に向け、まずは足の状態を万全にする。