羽黒は日大山形を1点差で下し、3大会ぶり決勝に駒を進めた。

羽黒は両軍27安打15得点の打撃戦を1点差で競り勝ち、2大会ぶり東北大会出場を決めた。本間葉琉投手(3年)が3点リードの初回に5失点するも「初回の点数を自分の中でなくして初回のつもりで2回から投げた」と切り替えて投球。毎回走者を背負っても簡単には崩れず、以降8回を2失点。投げては177球、バットでは9回に値千金の適時打を放つなど、投打でチームをけん引した。

渋谷瞬監督(40)は「勝敗を期するピッチングを彼にしてもらいたかった。球数はかなり多かったが、夏を投げ勝つということで必要なスキルだと思う」と話した。