第104回全国高校野球選手権和歌山大会(7月12日開幕、紀三井寺)の組み合わせ抽選会が和歌山市内で行われ、出場37チーム(39校)が参加した。

甲子園の夏連覇を目指す智弁和歌山は7月16日の第1試合で田辺と初戦(2回戦)を戦うことが決まった。田辺とは今春の県大会準々決勝で対戦し、4-1で撃破。抽選会に臨んだ岡西佑弥主将(3年)は「自分たちの野球をすればぼくたちは負けないと思っているので、自分たちの野球をしてしっかり勝ちきりたいと思います」と意気込んだ。

昨夏の甲子園王者VS今春センバツ優勝校の顔合わせとなった春の近畿大会決勝では、そこまで公式戦無敗の29連勝中だった大阪桐蔭を撃破。センバツ優勝校に公式戦で初の黒星をつけ、21年全国制覇の貫禄を示した。「春勝てたことで、やっていることは間違いじゃない。さらにレベルアップしよう、さらに引き続いてやろうとみんなで言い合いながらやっています。自分たちらしい野球をできれば、どこにも負ける相手はいないと自分は思っているので(県大会準決勝で負けた)昨年秋の反省を生かしながら、自信を持ってやっていきたい」と、大阪桐蔭からの白星も進撃への支えにする。

この日は興国(大阪)と練習試合を行い、夏の本番に向けて追い込む。深紅の大優勝旗を「チーム全員で返しに行って、また取りに行くんだと。そういう思いです」と目標は明確だ。

また、今春のセンバツ8強の市和歌山は、同17日の第1試合で初芝橋本と初戦(2回戦)を戦う。