専大松戸は、昌平と練習試合を2試合行い、夏の大会前の練習試合を2連勝で締めくくった。

1試合目は、先発の最速147キロ右腕・平野大地投手(2年)が4回を4安打1失点と好投した。打線も2年生投手の奮闘に応え、安打で出た走者を犠打で手堅く送り、得点を重ねた。5回には1死一塁から4番・横山瑛太内野手(3年)が「甘い球を振り抜き、芯で捉えた」と、スライダーを左越えの2ラン本塁打。この回、10安打の猛攻で一挙9得点。一塁走者と三塁走者で重盗を決めて得点するなど、多彩な攻撃で、7回コールド勝ちした。

2試合目は、先発のエース鈴木良麻投手(3年)が完封し、7-0の完勝。投打ともに順調な仕上がり具合を見せた。

今年のチームは、昨年の春、夏の甲子園を経験した選手が8人も残る。昨秋は2回戦、今春は3回戦敗退と結果を残せていないが、主将の加藤大悟捕手(3年)は大会を前に「やっとチームがまとまってきた」と手応えをつかんでいる。「最後の夏、連覇を達成して、もう1度、みんなで甲子園に行きます」。加藤の言葉に力がこもった。