<高校野球群馬大会:利根商9-0桐生清桜>◇16日◇2回戦◇高崎城南
プロ注目の二刀流が、目の覚めるような1発を放った。利根商(群馬)の内田湘大内野手(3年)が「4番一塁」で出場し、推定120メートル弾を含む4打数3安打3打点と大暴れ。「相手は技巧派の投手。意識は『引き付けて、力まない』。これが良かった」と振り返った。
特大弾は7点リードの6回2死二塁だった。2球目の「ストレートか、ちょっと落ちたかな」という内角球を引き付けて、振り抜いた。打球は95メートル先の左翼フェンスを越え、高さ25メートルの防球ネット中段に直撃。会心の高校通算35号だったが、試合後は表情を変えることなく「飛距離ではなく本塁打という結果がありがたい」と淡々と振り返った。
NPB7球団のスカウトが視察する前で猛打賞。この日は登板がなかったが、投手としても最速146キロをマークする。巨人内田スカウトが「投打どちらでもいけると思う」と言えば、ソフトバンク福元スカウトは「打撃を評価しています。初球から振りにいける打撃スタイルは魅力」と評した。
内田は「どちらかだけではなくて、自分は2つで1つ」と投打で結果を出すことに意欲をみせる。群馬が誇る二刀流が、春夏通じて初の甲子園出場に向け、上々のスタートを切った。【阿部泰斉】

