乙訓がそつのない攻撃で2年連続の4強を決めた。足や小技を絡めた攻撃が光る。1点先制された1回、2死走者なしから四球の走者が二盗。岩本和弥内野手(2年)が左前に同点タイムリーを放った。2回以降も適時打や内野ゴロの間に得点。6回まで毎回得点で7回コールド勝ちだった。

市川靖久監督(39)は「今日は中西以外の投手で勝ちたい。失点覚悟でしたが攻撃陣がよく頑張ってくれた」と振り返った。エースの中西孔太朗投手(3年)を温存して快勝。準決勝に向けて最高の形が整った。主将の岡村真憧捕手(3年)も「やっと(安打が)1本出たとき、1発で送れる(バントの)技術にこだわってきた。走塁と小技を特にこだわってきました。僕たちは力がない。力がない上に逃げ腰が一番弱い。攻めるしかない」と話した。甲子園には18年センバツに1度出場。悲願の夏の甲子園初出場まであと2勝だ。

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