3年ぶりの甲子園を目指した優勝候補の関東第一が、準々決勝で都立の城東に敗れ、4強進出を逃した。

1回に1点を先制されると、3回に追い付くも、8回に勝ち越しを許した。投手戦の展開の中、9回にも左翼ポール際にソロを浴びて1点を追加された。

関東第一は8回も1死二塁のチャンスをつくったが、2者連続で左飛に倒れ、追い付くことはできなかった。9回も無死一塁とチャンスをつくるも併殺打に倒れ、得点を挙げられなかった。

今春王者・関東第一の米沢貴光監督(46)は「プレッシャーがかかる中で、はねのけないといけないと伝えてきたつもりでしたが、(チャンスで)もう1本が出なかった。難しい。勝ちたい気持ちが強いほど(緊張感が)生まれてしまう。守備がうまくいかず、波に乗れなかった」と話した。

プロ注目のスラッガー井坪陽生外野手(3年)は「全体的にボール球に手を出してしまって、うまく打ち取られた。(試合後は)結果を受け止めて、相手をたたえる気持ちで見ていました」と冷静に話した。進路については「まだ。上のレベル技術を上げていきたい」と話した。

城東は6年ぶりの準決勝進出。01年以来、21年ぶりの甲子園出場に向けて前進した。

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