昨夏の甲子園準優勝の智弁学園が、6回コールドで4強入りした。

二塁打3本を含む12安打で11得点。小坂将商監督(45)は「バントミスにエラー、そういう部分が出ないようにしないといけない。厳しい言い方ですが、甲子園に行きたいのなら、ちゃんとしないと(残り2試合を)勝ちきれない」。大量得点で大和広陵を寄せ付けなかったものの、失策も絡んで3回に1点を失った場面など反省点を厳しく指摘した。

準決勝(26日)は、春季県大会3回戦で5-6で敗れた生駒との再戦になる。相手は50年ぶりに4強入りし、勢いに乗る。

この日は先発9人中5人が2年生。4番を任された松本大輝外野手(2年)は「(次戦は)守備から流れを作って、点を取りたい。チャンスを作ってタイムリー。できるだけ多く点を取りたいです」。春の生駒戦は出番がなかったという酒井優夢(ゆうむ)主将(3年)は「エラーをしていたら甲子園にたどり着くことができない。春のリベンジをしたいです」とキッパリ。

まずは2年連続の決勝進出へ。雪辱の先に、21回目となる夏の甲子園が待っている。