市船橋が打撃戦を制し、15年ぶり6度目の夏甲子園出場を決めた。

ライトスタンドから「市船soul」が流れると、勝利の風が吹いた。初回、無死満塁から4番片野優羽捕手(3年)の左犠飛で先制した。その裏には逆転を許すも、4回には2死一、二塁から大野七樹内野手(1年)の中前適時打で同点。なお一、二塁から谷藤汰樹内野手(3年)の右前適時打で勝ち越しに成功した。

6回には、3連打で3点を奪い、木更津総合の先発右腕・越井颯一郎投手(3年)をノックアウト。7回には先発のエース、森本哲星投手(3年)の左越え2点適時打を含む4安打で、この回4点を追加。9回には双子の兄・森本哲太外野手(3年)に中越えのランニングホームランも飛び出し、先発全員の19安打で木更津総合を突き放した。

投げては森本哲星が木更津総合打線に16安打され、一時は逆転を許しながらもスライダー、チェンジアップで緩急を使い、リードを守り切った。森本は「野手が(点差を)離してくれたので、思い切って腕を振って投げていこうと思いました。こんなに打てると思っていませんでした。練習をしてきた成果が決勝で発揮できてよかったです」と、笑顔を見せた。

接戦をものにし千葉県の頂点にたどり着いた海上雄大監督(40)は「木更津総合さんは何点とっても、返してくる。とにかく攻撃の手を止めないように。それを選手たちが実行してくれた。ナイスバッティングでした」と選手たちをたたえた。

市船橋は昨秋県大会、準々決勝で木更津総合と対戦。延長10回を戦い5-7で敗戦していた。夏の決勝戦でリベンジを果たし、聖地行きを決めた。森本は「千葉の代表として全国でも思い切ってプレーをしてきたいです」と、胸を張った。

◆市船橋 1956年(昭31年)に創立の市立校。野球部も同年創部。生徒数は1191人(女子548人)。部員102人。甲子園出場は春2度、夏6度目。海上雄大監督(40)は、同校のOBで、2年夏の甲子園に外野手として出場。主なOBに中日小笠原孝2軍投手コーチ、元巨人林昌範、中日岩崎翔ら。所在地は千葉県船橋市市場4の5の1。津田亘彦校長。