帝京長岡(新潟)の芝草宇宙監督(52)がベンチで選手1人1人と握手を交わすと、泣き声は大きくなった。

延長11回サヨナラ負け。「全力で戦ってくれた。それに勇気をもらいながら采配したが、選手を勝たせることができなかった」と選手同様、涙声になった。エース茨木秀俊投手(3年)が10回2/3、142球で2失点。準決勝での延長12回181球の完封から中1日だった。就任3年目で初の甲子園には届かずも芝草監督は「体力的なキツさを精神力でカバーしてくれた。ほめたい」とねぎらった。