高校通算74本塁打の花巻東(岩手)の2年生スラッガー、佐々木麟太郎内野手が28日、新チームの主将に就任した。23日の準決勝で盛岡中央に敗れた後にチームで話し合い、正式に決まった。佐々木麟は、今年の主将・田代旭捕手(3年)を中学時代から慕っており、今夏の悔しさを、自らチームを率いて晴らすつもりだ。

また、28日に左手人さし指骨折の手術を受けたことも分かった。一塁を守る佐々木麟がランダウンプレーの際に帰塁する走者に激しく交錯し骨折したもので、2週間はバットを振れず、しばらくリハビリが続く。新主将にとっては苦しい始動だが、尊敬する先輩エンゼルス大谷翔平も成し遂げたことのない「主将として全国制覇」を達成するため、新たな挑戦が始まる。