4大会連続16回目の甲子園に臨む近江(滋賀)は大会第2日に鳴門(徳島)との対戦が決まった。

抽選を行った近江主将の山田陽翔(はると)投手(3年)は「好投手のいる高校で、初戦で当たれるのはうれしい」と対戦校への印象を話した。

今年の近江は、主将を務めるドラフト候補のエース・山田を軸としたチーム。最速149キロ右腕は、滋賀大会準々決勝に初登板して無失点。打者としても、3回戦で本塁打を放つなど結果を残してきた。

投打ともに光る山田は、仲間からの信頼も厚い。多賀章仁監督(62)が「彼が監督」と言うほどの大黒柱で、準決勝ではピンチの局面で自ら名乗りを上げてマウンドに立ち、チームを勝利に導いた。

近江は今春のセンバツ準優勝校だが、山田は「センバツの大会で大敗して、準優勝のうれしさより悔しさが大きかった」と全国制覇への強い思いを明かす。昨夏の甲子園では4強。「日本一に挑戦できるラストの大会だと思うので、悔いの残らない戦いにしたい」と意気込んだ。【竹本穂乃加】

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